コニャックについて
コニャックとは
コニャックとは、ブランデーの一種、つまり果実を原料とする蒸留酒のことです。コニャックに使われる果実は、その香り高さで知られるフランス・コニャック地方で栽培される葡萄のみです。
「全ては気高く貴重な原料、すなわち葡萄に帰する」
「コニャック」という名称の使用権は、フランス法によって保護されています。アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(AOC、原産地統制名称)といい、この認証を得るために、主に3つの基準を満たす必要があります。第一に、ユニ・ブランなど特定の葡萄の品種を原料としていること。第二に、銅製のポットスチル型蒸留器で2度蒸留されていること。第三に、2年以上オーク樽で熟成していること。
こうした条件があって、コニャックは葡萄そのものの香り高くフルーティなアロマをたたえ、最高品質の濃密かつ芳醇なお酒となることができるのです。
AOCでは、コニャック地方は「クリュ」(畑)という6つの栽培地に分けられています。レミーマルタンのオー・ド・ヴィー(ワインの蒸留液/原酒)は、プルミエ・クリュであるグランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュで生産されるものだけを使用しています。長期熟成に最適なオー・ド・ヴィーが出来るのがこのテロワール(土地)であるためです。グランド・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュで生産されるオー・ド・ヴィーのみ(前者が50%以上)を使用して初めて「フィーヌ・シャンパーニュ」コニャックを名乗ることができるのです。
コニャックの現在の様子
コニャックのライフサイクル
NOV 22, 2024
蒸留
天候
12 °C
厚い雲 湿度: 66%