滑らかさ、用途の広さで知られるコニャックは、お気に入りの夏のカクテルを上品に引き立てます。屋外での集いを開催するにしても、プールサイドでリラックスするにしても、コニャックを使った夏のカクテルのレパートリーを広げ、その時間をいっそう特別なものに演出する方法を探っていきましょう。
夏に欠かせないカクテル トップ4
まずは用意しやすいドリンクに合わせた定番レシピから。おなじみのドリンクにコニャックを利かせたものから、暑い季節に最適なオリジナルドリンクまでご紹介します。夏の日差しから一息つくには、ここに挙げた冷たく美味しいドリンクを一人で楽しむのもいいでしょう。
レミー ジンジャー
スパークリング、スパイシーさ、甘さを一度に楽しめるレミー ジンジャーは、爽やかで涼し気なコニャックを楽しむ一番スピーディな方法ではないでしょうか。見事なまでにシンプルなこのスパークリングドリンクは、氷にコニャックを注ぎ、ジンジャーエールでグラスを満たし、仕上げにビターズを0ダッシュ加えるだけです。くし切りレモンを一切れ添えれば、夏らしさが高まります。
<strong<材料:
コニャック 50 ml
ジンジャーエールでグラスを満たす
アンゴスチュラ・ビターズ
彩り用に、くし切りレモン
お勧めのコニャック: レミーマルタンVSOP
お勧めのシーン: BBQ、ビーチ、プールサイドのラウンジ
フレンチ モヒート
暑い夏の日の、夕暮れ時の一杯としてぴったりなモヒートは、伝説的な過去をもつポピュラーなカクテルです。こちらはキューバのクラシックカクテルにフランス風のひねりを利かせたもので、ラムをコニャックに置き換え、甘酸っぱいフレーバーを特徴とするこのカクテルにキャラクターを加えています。
材料:
コニャック 45 ml
ライムジュース 30 ml
シンプル シロップ 20 ml
スパークリングウォーター 30 ml
ミントの葉
お勧めのコニャック: レミーマルタン1738 アコード・ロイヤル
お勧めのシーン: 夕方のカクテルアワー、夕日を眺める時間
1738コリンズ
爽やかさ、酸味、シュワッとした飲み口が楽しめるこちらのクラシックなハイボールレシピは、はじける爽快さを求めるスピリッツ愛飲家にきっと気に入っていただけるはず。簡単に作れる飲みやすいカクテルです。レモンジュース、シンプル シロップ、コニャックを合わせ、スパークリングウォーターをたっぷりと注げば、のどを潤す軽やかなコニャックの完成です。
材料:
コニャック 45 ml
レモンジュース 20 ml
シンプル シロップ 20 ml
クラブソーダでグラスを満たす
彩り用に、輪切りレモンとさくらんぼのブランデー漬け
お勧めのコニャック: レミーマルタン1738 アコード・ロイヤル
お勧めのシーン:プールサイド、夕方のカクテルアワー
フレンチ ミュール
もともと1940年代に考案されたモスコミュールは、特色のある銅製マグを見れば一目でそれと分かる象徴的なレシピです。こちらはクラシックカクテルにフランス風のひねりを利かせたもの。ウォッカをコニャックに置き換えることで、爽やかなライムジュースとジンジャービアから来るスパイスシーでスイートなノートを調和させています。
材料:
コニャック 60 ml
ライムジュース 15 ml
ジンジャービア 120 ml
彩り用に、輪切りライム
お勧めのコニャック: レミーマルタンVSOP
お勧めのシーン: 午後のピクニック、屋外での集まり
夏に欠かせないカクテル トップ4
基本がマスターできたら、フレーバーを何層にも重ねたクリエイティブな厳選レシピで、カクテルゲームを格上げしましょう。これらはあまりなじみのないカクテルですが、一口ごとにあなた自身の、そしてゲストの五感を喜ばせる方法をご紹介します。
コニャック サングリア
夏の代名詞でもあるサングリアはパーティードリンクの決定版。こちらは、伝統的なベースである芳醇な赤ワインにコニャックとほんの少しビターズを加えたもの。パーティーで人気のこのカクテルに、洗練された味わいをまとわせました。
材料(6人分):
コニャック 90 ml
Cointreauコアントローのトリプルセック オレンジリキュール 90 ml
赤ワイン 360 ml
ライムジュース 60 ml
オレンジジュース 120 ml
アンゴスチュラ・ビターズ 8ダッシュ
シンプル シロップ(オプション)
お勧めのコニャック: レミーマルタンVSOP
おすすめのシーン: ブロックパーティー、野外での家族との料理
サイドカー クーラー
カクテルのカテゴリー1種をかけ合わせたこちらのハイブリッドレシピは、フローラルな甘さとシトラスのピリッとした酸味が絶妙に調和したレシピです。ソーダ水で仕上げるこのサイドカー クーラーは、エレガントに様々な表情を見せるスプリッツに似た、清涼感のあるドリンクです。
材料:
コニャック 30 ml
Cointreau コアントローのトリプルセック オレンジリキュール 15 ml
ヴェルジュ 15 ml
エルダーフラワー シロップ 20 ml
ソーダ水
彩り用に、レモン
お勧めのコニャック: レミーマルタン1738 アコード・ロイヤル
お勧めのシーン: プールサイド、カクテルパーティー
レミー フルーツ カップ
イギリスの伝統的なフルーツ カップ カクテルからヒントを得た軽めのドリンク。クラッシュアイスで満たしたグラスに直接作る「ビルド」で、味わいはインパクト十分、簡単に楽しめる一杯です。ビターなドライ ベルモット、甘いグレナディン、フルーティなコニャックをベースに、酸味のあるコンブチャを注いで季節の果物をトッピングすれば、フレーバーが弾けます。
材料:
コニャック 30 ml
ドライ ベルモット(またはコッキ アメリカーノ) 10 ml
グレナディン 4 ml
コンブチャでグラスを満たす
彩り用に、季節の果物
お勧めのコニャック: レミーマルタンVSOP
お勧めのシーン: 夕日を眺めながらのカクテルアワー、カジュアルなディナーパーティー
フィッシュ ハウス パンチ
こちらは、18世紀までさかのぼるアメリカのクラシックを象徴するレシピで、ペンシルベニア州にあった紳士が集う社交クラブで生まれました。芳醇なフーバーを持ちながら、温かい日にも飲める軽さがあり、ラムとピーチブランデーの甘さをコニャックがエレガントに調和しています。
材料:
コニャック 30 ml
マウントゲイ 30 ml
レモンジュース 20 ml
ピーチブランデー 15 ml
シンプル シロップ 15 ml
水 45 ml
彩り用に、レモンピール
お勧めのコニャック: レミーマルタンVSOP
お勧めのシーン: 食後酒
サマーカクテルを調合するときのヒント
季節を問わず、素晴らしいカクテルは基本に忠実であるべきです。夏だからといって手は抜けません。すなわち、清潔なグラス、純氷、新鮮な材料が必要です。ここでは、できる限りリフレッシュすることを目標に、夏のドリンクにぴったりなヒントをご紹介します。
ヒント1:グラスを冷やす
カクテルをできるだけ長く冷たくしておくには、事前にグラスを冷やしておくことが最適です。可能であればグラスをフリーザーに。最低でも29分が理想です。時間がない場合は、カクテルの準備中に氷を多めにグラスに入れておき、提供する直前に取り出すこともできます。
ヒント2:純度の高い氷を使う
氷なしに夏のカクテルは完成しません。モヒート、ミュール、パンチといった夏の人気カクテルのほとんどで、氷は重要な役割を果たしています。外気温が高くなれば、カクテルの氷は溶ける速度が速くなるでしょうから、薄まるのも速いでしょう。つまり、夏のレシピでは氷の質がいっそう重要になります。したがって、自宅で氷を作る場合はろ過した水を使うか、信頼できる業者から購入することを検討してください。サイズですが、小さければ溶ける速度も速くなるため、小さなサイズは避けましょう。
ヒント3:常に搾りたてのジュースを
夏のカクテルでは、レモンジュースやライムジュースを使うものが非常に多いため、柑橘類を新鮮なうちに絞ることが最善の結果を得る最も簡単な方法です。
手早く爽やかなドリンクを作ることが目標なら、店舗でジュースとして販売されているものを使うほうが簡単だと思うかもしれません。しかし、搾りたてのジュース以上にカクテルを一変させるものなどありません。
サマーパーティでコニャックカクテルを振る舞う
今年の夏、何かを主催する予定はありますか?庭でのカジュアルなバーベキューから、くつろいだディナーパーティまで、爽やかなコニャックカクテルを使って夏の気分を分かち合えるベストレシピをご紹介します。
ベスト サマーカクテルをバッチで用意する
カクテルを前もって大量に作っておけば、大人数に振る舞うことも簡単です。この方法は、グラス内で直接ミックスしておけるレシピ、シェイカーが不要なレシピ、ソーダのような発泡性のトッパーを使わないレシピに適しています。柑橘類を使う場合は、酸化を防ぎ、最大限フレッシュさをキープするために、提供前の3時間以内に搾りたてのジュースを加えましょう。必要な0人当たりの分量に応じてレシピを掛け算し、大きなピッチャーに混ぜ合わせます。
大勢で楽しめる簡単な夏のカクテル
ゲストにセルフサービス形式でカクテルを振る舞うのも一つの方法です。カクテルベースは事前にミックス、彩り用の柑橘類は事前にカット、そしてボトル入りの発泡性トッパーを提供すれば、シンプルにミックスするだけの様々なカクテルの提供も簡単です。
記憶に残る夏の思い出に乾杯
ご自分で作るにせよ、大勢をもてなすにせよ、夏のカクテルのレパートリーにコニャックを取り入れる新しい方法を見つけていただけたでしょうか。夏のドリンクということで真っ先にコニャックを思い浮かべることはないかもしれません。しかし、その洗練された深みのある味わいは、暑い季節の定番ドリンクに意外な一面を加えてくれます。ピリッとしたレミー ジンジャーから、フルーティなコニャック サングリアまで、ご紹介した爽やかなコニャックカクテルでこの夏が味わい深いものになるでしょう。